すきまケーブルとは?
「すきまケーブル」は、主に防犯カメラやネットワーク機器を屋外に配線する際に使われる、ドアや窓のすき間を通せるフラット型LANケーブルのことです。一般的なLANケーブルはドアや窓に挟まれると断線やつぶれのリスクがありますが、すきまケーブルは極薄構造(約1mm〜1.5mm)で、閉じたままでも問題なく使えるように設計されています。
■ 特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
極薄構造 | ドアやサッシのすき間(1.5mm程度)に対応しやすい |
工事不要 | 壁に穴を開けずに外部配線できるため、賃貸住宅や店舗に最適 |
簡単設置 | 両端はRJ45コネクタ(LAN端子)になっており、差し込むだけですぐに使える |
種類 | Cat5e、Cat6などのカテゴリあり(通信速度やノイズ耐性が異なります) |
用途 | 防犯カメラ、IP電話、無線APなどの屋外LAN延長に便利 |
■ 使用上の注意点
- 完全防水ではないため、屋外側は防水処理(コーキングや防水テープ)を推奨します
- 長期の強い圧迫やドアの勢いで挟むと断線することがあるため、ドアクローザーの速度調整などで保護すると安心です
- PoE(電源供給)対応のすきまケーブルもありますが、電圧降下が起こりやすいため、できれば短めの長さで使用するのが望ましいです
■ 推奨利用シーン(防犯カメラ関連)
- 室内に録画機を設置し、カメラを屋外に設置する際にドアのすき間からLANを通す
- 壁穴開け工事ができない集合住宅や賃貸物件での仮設設置
- 一時的なイベント監視や建築現場などの仮設ネットワーク構築
■ 製品例(参考)
- 【カテゴリ】:Cat6 フラットLAN すきまケーブル
- 【厚さ】:約1.5mm
- 【長さ】:30cm〜1m程度が主流
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